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今、再注目されている 『朝礼』の高い効果とNG行為とは

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2021/07/27

今、再注目されている 『朝礼』の高い効果とNG行為とは

業務開始前に行われる朝礼は、日本の企業において古くから続く慣習ですが、効率化や合理化の推進などにより、朝礼を行わない企業も増えてきました。
しかし、朝礼は全社員でコミュニケーションを図ったり、重要な伝達事項を周知したりする場でもあり、ただの形式的な習慣というわけでもありません。
今回は、朝礼のメリットと、効果的な実施方法を紹介します。

コロナ禍だからこそ見直されている朝礼

朝礼といえば、全社員で社歌を歌ったり、社訓を唱和したりするイメージがありますが、時代の流れとともに、そのようなスタイルの朝礼は少なくなってきています。
朝礼といえども、勤務時間の範疇で行われるものです。
上司の長い話で社員の貴重な朝の時間を潰してしまうのもよくありませんし、社員のやる気を引き出すものにしなければ意味がありません。

そもそも朝礼は、軍隊の点呼を起源としたものが学校教育の場で定着し、それが一般企業に広まったという経緯があります。
しかし、いつの間にか企業における朝礼は形骸化し、現在、日本企業で実際に朝礼を行っている企業は多くはありません。
特にコロナ禍では、全社員が集まる朝礼の実施は難しく、2020年3月には、富国生命保険が生命保険業界の伝統ともいえる朝礼を都心部で休止すると発表して話題になりました。

一方で、朝礼の役割を見直す動きも出てきています。
飲食店などでは、コロナ禍による営業自粛要請を受けての営業時間の変更や、予約客のキャンセル対応など、これまでとは異なる業務が増えたことにより、今まで以上にスタッフ同士の情報共有をしっかりと行う必要性がうまれました。

また、一般的な企業においても、人と対面でコミュニケーションを取りづらい時代だからこそ社員の集まる場を設けることの重要性が問われてきています

朝礼は、これらの課題を解決する手段であるともいえるのです。
最近ではWeb会議ツールを使用したリモート朝礼が広まってきており、これまで朝礼をしてこなかった企業が朝礼をはじめたという事例もあります。


情報共有とコミュニケーションの時間

しっかりと目的意識を持って行う朝礼には、さまざまなメリットがあります。

始業時間に行われる朝礼は、情報共有の場として最適です。
社員それぞれが外回りや営業、打ち合わせなど個別の業務を行っている場合、社内で日中に集まれることは少なく、全社員が比較的揃いやすいのが始業時間です。
社内の情報を共有するには、一斉送信メールや伝言メモなども有効ですが、見逃している社員がいるかもしれませんし、全社員が確認したかどうかを判断する術もありません。
全社員に知っておいてほしい重要な情報であれば、朝礼時に伝達することでその場にいる全員に共有できますし、発信者も全社員に伝えたという確証を得ることができます。

特に接客に関する連絡事項の多いサービス業や、引き継ぎや重要事項など絶対に共有しなければいけない情報のある製造業などは、共通の認識を持つ場としての朝礼を欠かすことができません。

また、コミュニケーションの場としても朝礼は有効です。
「おはようございます」と声に出して挨拶することは、1日のはじまりを意識させます。
特にコロナ禍においては、リモートワークで孤独感を覚える社員も少なくありません。
リモートによるオンライン朝礼によって、会社の一員であること、一緒に働く仲間がいることを意識させることは、メンタルヘルス対策としてもよいといえるでしょう。

朝礼の内容は、会社の業務内容によってさまざまですが、一般的には5分から10分くらいが適しているといわれています。
それ以上長くなってしまうと、集中力も散漫になってしまいますし、『面倒』『億劫』などのネガティブなイメージを社員に植え付けてしまうことになりかねません。
ほかにも、『限られた社員にしか伝達しなくていい情報を共有する』『仕事以外の関係ないスピーチを長々とする』『社歌や社訓の歌唱・唱和を強要する』などは社員のモチベーションを下げてしまう可能性があるので、避けたほうが無難です。

意味のある朝礼は、社内の活性化にもつながりますし、「さあ今日も仕事をするぞ!」という社員の気持ちの切り替えにもなります。
進行表を作ってみたり、場を回す司会を立ててみたりといった工夫をしながら、それぞれの会社に合った朝礼を設けてみてはいかがでしょうか。


※本記事の記載内容は、2021年6月現在の法令・情報等に基づいています。